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マイホーム・住宅ローン

マネー初心者のためのマネーレッスン その10 住宅ローンの選び方

ライフプランの窓口で受ける相談でもっとも難しいテーマが
住宅ローンの選び方です。

何故かというと正解がないからです。

例えば、変動金利がいいのか、固定金利がいいのか?と聞かれたときに、
理屈で考えれば、超低金利で全期間固定金利で借りるのが理想的であり、
いわゆる借金の王道ともいえる方法です。

しかし、この王道を守る人はほとんどいません。
王道をそれてしまう理由はもっと安い金利があるから、に他なりません

変動金利の水準が0.5%程度のため、
全期固定金利の1.5%程度が高く感じるようです。

■変動金利がいいのか、固定金利がいいのか

住宅ローン選びにおける究極のテーマなのですが、
実は金融に詳しい人とお金にゆとりのある人は、
固定金利を選ぶ傾向にあります。

何故かというと、金利は自分でコントロールできないからです。
コントロールできないものに財産を預けることほどストレスのたまることはありません。
しかし、住宅ローンの金利をコントロールする方法が一つだけあります。

それは、全期間固定金利を選ぶことです。
一度金利が決まれば、景気の変動や国の危機などに関わらず
金利が変わることはありません。

しかし、変動金利はいつでも襲い掛かってくる可能性があります。

自分でコントロールできず、金融機関の差配一つで金利が決定します。
今年は全体的に金利を0.1%引き上げようとか、
金利優遇期間が終わったら高めの金利にしようなど、
住宅ローンの貸し手である銀行の思うがまま。

実際に、当初の金利は低いのに、金利固定期間が終了すると、
ローン金利が高くなる銀行が存在します。

金利条件を細かく読み解かないと、
一般消費者にはわからないので、
目先の低金利を選んでしまうのです。

■金利が安いと、住宅ローンの借入額が増える。

これは、金融機関の思うつぼ。
金利が低いほど、住宅ローンの借り入れ余力が増えます。
返済額が安いので、借り入れ額が高額化しやすいのです。
結果として高額の物件を購入することができます。

はじめは安い金利であっても、
後から金利が上がれば返済額が増えます。

そのころには、子供の教育資金や老後の準備、
親の介護で仕事を減らすことで年収が減るなど、
色々な可能性があります。

そういった未来がわからない状態で、
借入だけ高額になってしまうと、
金利変動に耐えられない家庭が増えていきます。
最悪の事態では、住宅ローンが払えず家を売ったり、
自己破産ということにつながります。

実際に、最短の住宅ローン破たんの例では、
住宅購入後1年を絶たずに返済不能の陥ったケースがあります。

一年経たずに住宅ローンを返せなくなるというのは、
色々な事態を楽観的に見すぎていたという事です。

最悪のケースや、悪いことが重なったシナリオなどを、
勘案しておかないと、いざという時に家を手放すことになります。

家を手放すのは、1年後、5年後、10年後など、
住宅ローンの返済が完了するまでは危険がつきまといます。

もちろん、住宅ローン破産をしても、
命を取られるわけではありません。

しかし、家族関係や家族の生活を考えると、
望ましい結果とは言えません。

人生には色々な可能性があります。
結果として上手くいくのであればいいのですが、
人生が全て自分の都合よくいくとは限りません。

もし、自分の運に自信があるならば、
家を買うと同時に、宝くじを3枚ってください。
10億円が手に入り、すぐに住宅ローンを完済することができるでしょう。

宝くじなんて、当たらないと思う人は、
なぜ住宅ローン金利は上がらないと言えるのか、
改めて合理的な理由を考えてみてください。

住宅ローン選びは難しいですね。
色々なケースを想定する必要があるのです。



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